「よーし、任務完了でーす、かいちょー」
宙に浮かぶモニターに向かって話しかける
。
そのモニターには会長の姿。彼は嬉しそうに手をぶんぶん振っている。
『今日もご苦労さーん!後の片付けはこっちが手配しておくよー』
「どーもー、では私達は帰りまーす。」
そして、びっと敬礼。後ろにいる修正もやる気なさそうにやった。
「お疲れ」
「お疲れ!」
手を叩き合う二人、お馴染み修正と
。
「
怪我してるぞ。」
「あ、本当だ。うっおぉ! めっちゃ抉れてるじゃん! あ、肉見えた!」
ほらそこ、と修正に言われて初めて気付いた
。
足を怪我していたようで、
はかがんでその傷口を開いて覗き込む。
痛くないのか、肉が見えると言ってはしゃいでいる。
「馬鹿かお前は!! 普通痛がるだろ!!」
「すっご〜い私の体!! 褒めてあげよう。」
よしよし、と足を撫でてあげる
。
その光景は明らかに異様だ。
「褒めてあげようとかそういう問題じゃないだろ!! あ〜もう足貸せ!」
「う、っわ! ちょっと私転げる!! 分かったからウェイトウェイトー!!」
イライラとして足首をすっと引っ張る修正。
無理な体勢だったのか、
はバランスを崩す。
「ぎゃー!!」
「ちょっ! 馬鹿かー!!」
そのまま一気になだれ込む。
「いっつぅー!」
「
さっさと離れろよ!」
座布団のように重なる2人。
勿論
が上である。
「あーやっべごめん修正!! …視線を感じる。」
「…」
何者カの視線を感じ、ゆっくりと後ろを向く二人。
そこにはナイスの姿が。
しばし固まる3人。
「み、見てナイッス」
「あぁあああ待って待ってー!!!!」
「ナイスゥウゥウウ!!!!」
・修正の2人は必死に誤解を解いて、噂が広がるのを何とか食い止めた。
(誤解を解くために
はこれでもか、と言うくらいにナイスに傷を見せた)
(途中で只の嫌がらせになっていた気がした)
今日も宇宙に奴らの声が響く