私は生月天才君が好きだけど、なんか天才マンのときの彼の方が好きみたいだ。
「どう思うよ、修正。」
「いや、男の俺に聞くことじゃないと思う。ってか呼び捨てにするな。」
「いやぁ近くにいたもんでつい。ってか男だったのねー知らなかったよさんー」
はっはーと無表情で笑う。
「お前致命傷負った時修正してやらないからな…」
「ま、ま。そんなこといわないでくださいな。」
「…」
特技、自分のペースに人を巻き込むこと
どうも、皆様。
ワタクシ、と言います。
一応これでもヒーローやってるんですよ。
あ、って言うのは人間名なんだけどね。
ヒーロー名なんて忘れちゃったんですよ。
いや、私、自分自身がヒーローだったなんて、1年位前初めて知ったし。
えーっと、なんだっけ、きっかけ。
あ、ごめん。忘れちゃった。忘れっぽいのね、私。
まぁそれは置いといて。
今悩んでいる問題とは私らしくもないんですけど恋について。
うわ、なんか改めて言うと恥ずかしいですね。
気になるお相手はあの有名な天才マン。えーっと、人間名で言うと生月天才。
まぁ自分でも好きになるとは思わなかった。
だって、出会い(って言うと少し大げさな気がするけど)は天才マンが人間として転校してきた時。
少女漫画の展開のように私の隣の席になったわけですよ。
ぶっちゃけ最初はむかついたんだけどね!なんか!!
いや、その後、…なんていうの?うん、だんだんと…。
格好良いんだけど、たまにかわいい所を見せると言うか。男にかわいいはどうだろうと思うけどさ。
うーん、兎に角。惚れたわけ。
覚めやすい私なんだけど、今回はもう1年以上…あ、通常なら2ヶ月とか。
もうこれは行くっきゃないっしょ!ってことでいざ出たものの、うん、なかなか勇気が出ませんね。
ってことでここでぐずぐずしてるわけです。
あーもう自分が嫌になる。
あーあそこに飛んでるのラマンちゃんだーおーい。わー!手をふってもらっちゃったー!!感激ー!!
…はぁ。
どうしようどうしようどうしようどうし「な…?」
「あーマジどうしようー!!!!!!」
「何がだ?」
「わおぅ!!天才マン!!いつの間に…!」
いきなり登場しないで欲しい。心臓に悪い。
「頭を抱えてどうしようと繰り返す所からだ。」
「まぁそれは随分と最近で安心しました。」
あぁ、体が う ご か な い … !
「ここで何をやっていたんだ?」
「え、その、」
言えねー!本当のことはまだ言えねー!!
「修正マンをいじめてました。」
「…」
「…」
うわぁぁぁぁあああすべったぁあ!!!!
私 の 馬 鹿 ! !
どうしようどうしようどうしよう!!
もう私の印象駄目駄目じゃん!!
うぅ…こんなことなら男に生まれるんだった!!!
それなら…って あーもうだめだ。
逃げてる場合じゃないよ 私。
もうここは
ノリに乗って言ってしまえ。
「そう言えば天才マンは仕事?」
「あぁ、ちょっと違う星でこの天才にしか出来ない事があってな。」
そこで天才マンはフッと言った。
天才マン以外にこのセリフが似合う人はいないね!!
おっと、うっとり?している暇じゃない。
このまま私のペースに引き込めば…
「にしても、だ。」
「へ?」
「どうやら、君と修正マンはただの友達関係のようだな。」
「いや、そりゃ天と地がひっくり返ってもやつとは友達関係ですって。」
ってか、どう見ても私と修正は今の関係止まりにしか見えない。
うん、あのバイオレンスな友情ね。
「それじゃあ、交際を申し込む。」
「へ〜申し込むんだー。」
「…」
「…あれ?私?え?あ、えぇええ?!?!」
あぁ、私としたことが。
私の特技は自分のペースに人を巻き込むことなのに。
逆に、巻き込まれた。
だけど、…だけど。
「あ、えっと、宜しくお願いします…」
「こちらこそ、宜しく頼む。」
そういって、天才マンは私の手をとって…あー、へ、ぎゃー!!!!
言えないー!!!!
何?!私ってこんな乙女チックだったっけ?!
ごめん!何があったかは言えない…!!は、はずかしー!!
私、幸せの絶頂。
幸せすぎて帰りに修正に会ったとき殴っちゃった。
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甘いのは苦手だからこんなのしかできなかったよ…!
はい、遅れながらもキリ番4000の秀蘭様へ…!
しかもあれだよね、未だ溜まってるし…!ごめんなさい…!
しかもしかもあれだよね、これ微妙だよね…!待たせておいてすみません…!