「修正修正」
「なんだよ


いぶかしげな表情をした彼女は真剣な表情で口を開いた。

「私達ってどんな関係?」
「……は?」





男友達定義





「普通に友達じゃねーの?」
「だよねえ」

そのまま考え込む
どうやら納得できないことがあるらしい。

「どうした?」
「いや、ね、友達に『アンタと修正は友達って関係じゃないわよ』って言われた。私は友達だと思ってるし……」
「俺も友達だと思ってたけど…他の関係なんて見当たらないだろ」

二人して考え込んでしまった。
首をひねりつつ、単語を探してゆく

「知り合い、はそっけないし、恋人、なわけないし。うわ、後者やだあ」

うげえ、と顔をゆがめる彼女に、修正派「まぁそうなんだけど少し傷つく……」とつぶやいた。

「んー、ごめんごめん。にしても、男子との友達関係を保つのって難しいとかいうけどねえ」

は全く謝った口調ではないが、いつものことなのでお互い気にしてはいない。

「絶対ありえないな。とはこれからも友達で固定だな」
「私もー。いつも通り修正と馬鹿やる方が良いし」

いじめるのも楽しいし、とは小声で付け足したのだが、修正は気付いていない。


「まぁ。今回学んだのは男友達の定義は難しいということで」
「どうでもいいことだな本当」
「よーし、すっきりした所でマック行くぜー」
「おー」

二人は納得して、マックへと走っていった。






2005.04.01