「何でこうさ、地球って星は寒いんだよ…」
「知らないよそんなの。私は慣れたけど。」
冬真っ只中。
北風が吹き、息も余裕で白くなる寒い日。
いつもの・修正コンビは公園で肉まんを食べていた。
「うめぇー」
「あ、そうだ思い出した修正。」
「む?」
そう言うとは鞄をあさり、1つの包みを取り出した。
「どこからどうみてもクリスマスプレゼントー。」
「…いたずら、じゃ無いよな…?」
「失敬だなオイ。かなり色々な所回ってやーーーっと見つけたのに…」
「ちょ、まっ…!!疑って悪かったって!!」
なら…と、鞄にしまいかけたをあわてて制止する修正。
「最初からそう素直にしてれば良いのです。」
はハッ、と鼻で笑った。
「(殺してぇなぁこいつ)へーへー…」
「んじゃ、はい。」
「ども。」
(受け取りつつ、彼女にもプレゼントを贈らなくては、と修正は思った)
「あ、マフラー。」
「良い色っしょ
あんまごちゃごちゃしてるのも嫌だろうし、シンプルなの探すの大変だった!」
嬉しそうに話す。
先程の嘲笑のようなものではなく、自然な微笑。
(修正は少しどきりとした)
「 ちよ、丁度好きな色だ。サンキューな!」
「相方が風邪ひいちゃ困るしね〜」
「寒いし早速着けるか」
修正はいそいそとマフラーをつけ始めた。
「修正も可愛い所あるじゃん。」
「うるせー」
着け終えるとその温かさに浸った。
「あー、温いなー」
「マフラーは冬の必需品ですから!」
すると修正はマフラーの異変に気付いた。
「え?ちょ、まっ、なんか絞まってるんですけど。またなんかしただろお前!」
「え?するわけ無いじゃん。失礼な。」
眉間に皺を寄せる。ここで嘘をついているならこんな顔はしない。
「でも、ほら、絞まってる絞まってる!!」
マフラーが絞まっているのは目で見て分かるようになっていた。
「…」
は眉間に皺を寄せたまま鞄の中を漁り始める。
その内にもマフラーは絞まっていく。
「ギャー!!!!早く助けろボケー!!!」
「…あ、ゴメン、それさっき倒した宇宙人だった☆マフラー型の。」
は舌を出しながらウィンクした。
そして、こっちが本物、と、確かに宇宙人とそっくりのマフラーを取り出した。
「倒した宇宙人を鞄に入れるなアホー!!!!!」
公園に修正の叫びが響いた。
良い所あるな、って思ったけど
+++
マフラーは良いね。
リリンの生みdなんでもないですなんでもないです