おさけってこわい（ナイツ/S）

「どう皆新年会楽しんでる――ってお酒くっさい！」
「うぅぅ……」
「わーっクレニアムモン！　大丈夫？！　お水持ってくるからもう少し辛抱し――」
「うおおぉーー！」
「ぐえっ、どうしたのデュナスモン」
「裏切り者のオレを見捨てないでくれええぇぇ」
「み、見捨てるはずないよ！　だから離して苦しい……」
「ねえねえ」
「こ、今度はマグナモンか……どうしたの？」
「ねえねえ構ってくださいよぅねえねえ」
「分かったから、うん、構う構う。だから私の腰を解放してあと頬ずりもやめて」
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「やっと抜け出せた……」
「大変だったな、」
「オメガモン！　大変だったけど……でもなんか皆楽しそうだからそれで良いかなって」
「やはり、優しいのだな」
「あはは、ありがとう」
「……」
「どうしたの？」
「神などやめて、俺と結婚しないか」
「（真面目な顔して酔ってるー！！）」

　その後彼女は貢物としてもらったお酒を四聖獣や七大魔王へとおすそ分けしようと決めた。


*


白々しい（ダークナイト）
＊もしHallelujah!主がクロヲ世界に介入したら

「少し、こちらに干渉しすぎではないかね？」
「……何のこと」
「忠告してあげよう。君はもっと自分が狙われている自覚を持った方が良い」
「私が？　コードクラウンを持っているわけでもないのになんでわざわざ」
「演技も大概にしたまえ『』。いや、こう呼ぶべきかな？　――『イグドラシル』？」
「なんで、それを」
「神のデータは至高なる存在。貴族であるこの私が気付かないとでも思ったのかね？」
「……」
「気をつけたまえ。……『イグドラシル』は勿論、『』に興味を持つ者もいるのだからねえ」
「ご忠告、どうもありがとう」


*


うらやまけしからん（ナイツ/S）

「オレはに孵してもらったぞ」
「デュナスモン、それなら私やドゥフトモンも同じことだが。しかも私は二回だ、二回」
「そうだった……くそ、羨ましい奴……」

「あいつら何やってるんだ？」
「アルファモン、突然だな」
「そろそろ顔を出しておこうと思ったんだ。で？　あいつらは何を話してるんだ？」
「イグドラシルがらみの自慢をし合ってるらしい」
「ふうん……」
「興味なさそうだな」
「いや、俺の自慢には勝てないだろうってね」
「？」
「と風呂入ったことあるぞ（※幼年期のときの話です）」
「オメガモン、緊急招集だ」
「落ち着けデュークモン」


「スレイプモン、皆何真剣に話してるの？　アルファモンまでいるし……もしかして何かあった？」
「会議っていうよりもはや尋問だろう」
「えっ」
「は気にしなくていい」
「えー……？」